子供の頃は、テビチ汁（豚足の汁物）の中にある少しグロテスクなデッカイ豚足が個人的に苦手でした。大人になってたくましくなった私は、与那原家のテビチの煮付けに挑戦したところ、それが美味しいこと！美味しいこと！！
「なぜもっと早く食べなかったんだ！」と後悔、後悔・・・。

テビチとは、豚の足を輪切りにして煮付けにしたもので、沖縄料理には欠かせない一品です。
与那原家のテビチそばは、デッカイ肉の塊（８００gもある！）と、味の染みた大根、口の中で溶ろけてしまうコンブがのっているんですよ〜。

当店のテビチは、２時間以上一度茹でて油抜きをした後、秘伝のタレに一昼夜漬け込みトロリと仕上げます。お箸がスーッととおり、お肉はプルプル。お口に入れた瞬間、甘味がジュワ〜っと広がります。見た目はデッカイ肉のかたまりで可愛くないのですが・・・食べるとクセになり止められません。

テビチは豪快に食べてください。味が奥まで染み込んでますので、どーぞ骨までしゃぶってお召し上がりください！きっと指の汚れる事を忘れるぐらいの美味しさです！指までしゃぶってしまいたくなるかも！！

ナツメロで「骨まで愛して欲しいのよ〜♪」って歌があったな〜テビチの事かも・・・。
はい！テビチに恋してしまったあなたは、心を落ち着けるために大根にお箸がいきます・・・スーッ・・・「大根まで柔らかい」。ニコニコして北海道産の上質のコンブをつまみます・・・「じゅわ〜　むにぉ〜」・・・お口の中で溶けてなくなりました。

８００gもあるテビチの煮付けの罠にはまりましたね（ふふふ）
もっと食べたくなります・・・きっと。

脂肪分が少なく、たんぱく質からなる豚足は不老長寿食として沖縄では食されてきました。コラーゲン＆コンドロイチンを多く含むゼラチンは美肌効果もあります。
「テビチを食べて若々しくなろう！」今、ひそかにブームです。
すごいボリュームですが、周りを気にせず豪快に食べてください。
ほら！アッと言う間に骨だけになっちゃいました！！